■会長挨拶
 さて、ご承知のとおり、近年インターネットを巡る現状は、一般家庭へのパソコンの飛躍的な普及と企業における利用の増加に伴い、ホスト数・利用者ともに日々激増しているといわれ、ネットワーク社会の基盤としての大きな役割を果たすようになってまいりました。
 これに呼応して、インターネットを利用した電子商取引の拡大、電子マネーの開発・実証実験、金融機関によるホームバンキングの活発な展開等々、ネットワークを利用した経済活動は、今後一段と加速・拡大していく様相を見せているところであります。
 一方、ネットワーク社会の持つ匿名性、無証痕性など多くの特性は、自らの身分も明かさず、犯罪の証痕を残さず、国際的規模で一瞬にして犯罪を敢行することが可能な環境を提供することとなっております。
 現にコンピュータ・ウィルスによる被害や盗用した他人のID・パスワードを使用しての不正アクセスを手口とした、いわゆる「なりすまし」による詐欺事件等ハイテク犯罪が増加しており、経済的な被害と社会的な影響は甚大なものがあります。
 このような現状等を踏まえ、このたび、広島県内の関係業界等と行政機関が連携し、ネットワーク犯罪をはじめ、ハイテク犯罪被害の未然防止と情報交換体制の確立等、強固な防犯体制を構築することを目的とした協議会を去る平成11年6月28日に設立いたしました。
 つきましては、本趣旨をご理解いただき、入会いただきますようお願い申し上げます。

         広島県インターネット・セキュリティ対策推進協議会 会長 三 島   徹

              顧問 総務省中国総合通信局情報通信部長    川 崎 信 治

              顧問 広島県警察本部生活安全部長
       岩 上 譲 治



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